概  要
研究組織
研究内容
 1. 界隈性の創出
 2. 経済効率性の追求
 3. 低炭素社会の実現
活動記録・成果
 
関連ページ
 筑波大学
 電力情報システム

概 要

 本プロジェクトの目的は,筑波大学とその周辺を対象地域とし,客観性や視覚性に優れた計量分析手法を通して,不可分な関係にあるグリーン・イノベーションとライフ・イノベーションの融合化からキャンパス・リノベーションに関する戦略プランを提示することにある.筑波研究学園都市内の国立の研究所や三菱地所と連携しつつ,地元地域への貢献を念頭に学生協働で筑波大学の空間を都市に見立て,課題発見と解決策の実証実験を実行することに本研究の特長がある.
 都市計画・都市経営では,自治体の財政逼迫や少子化・高齢化社会を迎え,政策の選択と集中,効率的な都市運営,施策の透明性の確保が求められている.また,地域主権の面では,予算ありきの整備から,必要な整備に対して予算を請求する姿勢が今まで以上に求められているだけでなく,より長期的な視点に立ち,ファイナンスの側面からのアプローチも求められている.
 開学以来30年を超えた筑波大学は,オイルショック以前に計画されたキャンパスやその中の施設の老朽化と時代のニーズへの不適応が顕著であり,単にエネルギー効率の悪さや防犯等の安全面での問題だけでなく,構成員の勤労・勉学のモチベーションの低下すら招きつつある.キャンパス・リノベーションは喫緊の課題となっている.広大な敷地,緑との近接性,職住近接性,全国からの学生や海外からの留学生など筑波大学が保有する潜在力を踏まえ,若者目線による企画・立案により筑波大学の価値を高めるという点で,社会の要請に応える研究教育プログラムである.


研究組織

研究代表者 大澤 義明 システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・教授
研究分担者 鈴木 勉 システム情報工学研究科リスク工学専攻・教授
谷口 守 システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・教授
近藤 美則 国立環境研究所 / 筑波大学連携大学院教授
樋野 公宏 建築研究所 / 筑波大学連携大学院准教授
岡田 忠夫 三菱地所ビルアセット開発部 / 筑波大学客員准教授
研究協力者 久賀 圭祐 人間総合科学研究科スポーツ医学専攻・准教授
鍋倉 賢治 人間総合科学研究科体育学専攻・准教授
渡辺 俊 システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・准教授
堤 盛人 システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・准教授
村上 暁信 システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・准教授
藤井 さやか システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻・講師
石井 儀光 建築研究所・住宅・都市研究グループ・主任研究員
岩本 浩二 筑波大学企画室・講師


 
研究内容

 本研究では,次の3本の研究テーマを軸に進めていく:
  1. 界隈性の創出:エリアマネジメント
  2. 経済効率性の追求:電気代削減計画
  3. 低炭素社会の実現:環境バランスの追求

 実施にあたって,学生のアイデアをもとに,筑波大学,国立の研究所や産業界での環境事業のノウハウをフル活用し,最先端のICT技術を利用した実証実験を行う.
 テーマ1では,筑波大学キャンパスを都市空間と見立て,界隈性創出のために,1)安全・安心のための通学路・街灯,2)地産地消,地場食材・野菜販売,屋台等の課題について,建築研究所インテル地元自治体との連携により実施する.特に,学内自転車交通事故が多発するペデストリアンについて,動線の再編も含め保健管理センターと協力しながら分析を進める.
 テーマ2では,大学での電気代金削減を中心テーマとし,1)大学スマートグリッド,2)個別冷暖房と集中冷暖房との効率比較等の課題について,スマートグリッドの最先端研究を実施している電力中央研究所,地元のつくば3Eフォーラム,丸の内地区ビル管理における豊富な実績のある三菱地所等との連携により進める.供給側の情報と需要側の情報との均衡として,需要の平滑化(ピークカット)や総需要抑制について論じるとともに,プロジェクト・ファイナンスの手法の導入についても考察する.
 テーマ3では,低炭素化,環境バランス実現とともに快適性向上を目指して利用者の行動変容に着目し,1)スマートグリッドと連動した電動車両導入の可能性,2)エコロジカル・フットプリント(バランス改善評価)による見える化等の課題を国立環境研究所つくば3Eフォーラムと連携して実施する.





 
活動記録・成果

●講演会

日時 2011年6月3日(金) 16:50〜18:00
場所 3F1122
講演者 鈴木健嗣 先生(知能機能システム講師)
講演題目 筑波大学電気消費量のデータと可視化,筑波大学節電計画と社会実験

日時 2011年6月17日(金)17:00〜18:30
場所 筑波大学総合研究棟B0112
講演者 高橋雅仁 氏 (財・電力中央研究所経済社会研究所主任研究員)
講演題目 スマートグリッドとデマンドレスポンス―我が国における可能性と課題
講演概要 「スマートグリッド」は低炭素社会を実現するエネルギーインフラとして注目され、日本・米国・欧州・中国・韓国など世界各国で研究開発が進められている。スマートグリッドの明確な定義はないが、情報通信技術(ICT)を利用して、電力系統だけでなく、太陽光発電などの分散型電源、スマートメータや電気自動車などの需要側機器から情報を収集・統合して、電力系統全体を効率よく、かつ高信頼度で運用する電力ネットワークシステムを意味する。「デマンドレスポンス」は、このスマートグリッドを構成するコンポーネントの1つであり、需要調整あるいは需要側の機器制御を電力系統の需給運用に参加させるシステムである。当所は、このような需給一体制御を含む日本型スマートグリッドについて研究している。本講演では、我が国で検討されているスマートグリッドやデマンドレスポンスの現状を紹介すると共に、今後の可能性と課題について述べる。

日時 2011年10月19日(水) 13:30〜15:00
場所 3F1136
講演者 仲村健 氏(NTTファシリティーズ プロジェクト開発部)
講演題目 サスティナブル・ライフスタイルを実現・発信するスマート・キャンパス
講演概要 1. 建築×エネルギー×ICT
2. 建築・都市の低炭素化
3. サスティナブル・ライフスタイルを実現・発信するスマートキャンパス


日時 2011年11月30日(水)
場所  
講演者 松田氏(三菱総合研究所)
講演題目  

日時 2012年1月19日(木)16:30〜18:30
場所 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室
講演者 土屋 依子氏
(電力中央研究所社会経済研究所経済・社会システム領域協力研究員)
田頭 直人 氏
(電力中央研究所社会経済研究所経済・社会システム領域上席研究員)
  講演1(16:30〜17:30)
講演題目 電気自動車の普及可能性について
講演概要 運輸部門の二酸化炭素削減策として期待される電気自動車の普及可能性に関する調査・分析結果を報告する。前半では,1970年代から現在に至るまでの電気自動車普及政策の変遷と普及動向について,後半では,2011年1月に実施したクルマの利用実態等に関するアンケート調査データをもとに,電気自動車の航続距離の短さがどの程度普及の阻害要因となるかを検証した結果について、報告する.最後に,電力中央研究所の電気自動車関連の研究動向について紹介する。
  講演2(17:30〜18:30)
講演者 近藤 美則 氏
(国立環境研究所地域環境研究センター都市大気環境研究室主任研究員・筑波大学連携大学院教授)
講演題目 電気自動車の現実。確実なことと不安定なこと。
講演概要 環境研では10数年前まで、小型高性能電気自動車の開発を行っていた。当時の主開発者は、大学に転出し、今は自ら会社を設立して、全輪駆動電気自動車に関わる研究開発を続け、電動社会の到来を早めるべく、普及のための活動を行っている。一方、環境研では、その開発以降、電気自動車の開発は行っていないが、市販電気自動車の性能評価や普及の可能性等に関する研究を行ってきた。最近では、市販の電動原付バイクの性能調査をもとに、電動原付バイクを社会の中に浸透させるために必要な性能実証とインフラのあり方を研究している。本講演では、今社会でホットな話題である電気自動車とその周りの状況について、講演者の10数年の電気自動車の開発と評価に関わった経験から、私見を述べてみたい。
  企画担当・司会:鈴木 勉(システム情報系社会工学域 教授:リスク工学専攻担当)

   
●関連講義の学生発表

日時 2011年6月17日(金)
科目名 都市計画実習
  実習で発表した自転車のラックが3A棟1階につきました。
 

日時 2011年7月1日(金)
科目名 都市空間のフィールド演習

日時 2011年11月18日(金) 15:15〜18:00
科目名 都市・地域解析学
場所 筑波大学工学系学系C棟2階 3C201
プログラム (1)15:15-15:45 消防班(高森・高橋・藤岡)
    土浦市消防署庁舎移転問題
  (2)15:45-16:15 津波班(林・中野・エン)
    津波避難ビル設置による 避難時間短 縮効果の検証 −茨城県高市を対象として−
  (3)16:15-16:45 電力班(島田・松林)
    大学における電力需要平準化の提案
  (4)16:55-17:25 ループ班(宮木・飯田・為季)
    ループ改善
  (5)17:25-17:55 ペデ班(山室・澤田)
    学内ペデの快適・機能性の向上〜ボトルネックに着目して〜

日時 2012年2月23日(木)
科目名 街並デザイン演習
場所 筑波大学工学系学系C棟2階 3C201
  一ノ矢学生宿舎(GoogleEarthで開く)

日時 2012年6月22日(金) 12:15 〜18:00
科目名 都市計画実習
場所 筑波大学第三エリア 3C201
プログラム (1)12:30〜13:00 生活安全環境班
   「そうだ、キックボードで行こう」
  (2)13:00〜13:30 交:インターアクション班
   「毎日がフェスティバル」
  (3)13:30〜14:00 社会的ジレンマ班
   「私服景観 ?私服でこないと逮捕しちゃうぞ?」
  (4)14:10〜14:40 スマートキャンパス班
   「学食ビフォーアフター」
  (5)14:40〜15:10 ライフスタイルと環境班
   「僕たちは環境を変えることができない
   But we wanna change the Life-style of Tsukuba.」
  (6)15:10〜15:40 防災班
   「15度目の"11"?つくば市を題材にした風化と防災?」

日時 2012年7月1日(日) 13:30〜
科目名 都市空間のフィールドワーク演習
場所 つくば市役所2階201会議室
プログラム (1)大学と連携したつくばセンター地区の活性化
  (2)くきざきスタイル〜○○したいをかなえるまち〜

科目名 都市・地域解析学
日時 2012年11月2日(金) 15:15 〜16:55
場所 3C201
プログラム (1) 15:15-15:40 バス利便性向上班(濱津 桃子・山本 克己・姜 哲敏)
  「5分間大作戦〜学内路線バスの利便性向上をめざして〜」
  (2) 15:40-16:05 電気供給班 (チン カク・二階堂 悠貴・王 彦・関口 悠行)
  「電力消費量から見た個別・中央式冷暖房の効率比較」
  (3) 16:05-16:30 駐輪場班(LIA PUSPITASARI・YAN ARYANTO・WANJIRU MELISSA W.)
  University of Tsukuba Bicycle Parking Facilities: A case of Hirasuna and Oikoshi Dormitories
  (4) 16:30-16:55 認知症班班(盆子原 歩・川村 竜之介・ 張 心笛)
  「認知症医療施設問題」
日時 2012年11月6日(火) 13:30〜14:20
場所 SB701-1
プログラム 13:30-13:55 津波避難班(韓 海燕・矢田 晃一・小島 嵩央)
  (5) 「津波避難における徒歩、自家用車区分の考え方に関する研究-茨城県神栖市対象として-」
  13:55-14:20 津波火災班 (松枝 千尋・檜山 貴史・茂木 友里加)
  (6) 津波火災班 「津波火災延焼モデルの検討—東日本大震災における福島県いわき市を対象として—」