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つくば市の北隣にある桜川市真壁町には、中世には在地の武将・真壁氏の居城が設けられ、近世には笠間藩の陣屋が設けられて、中・近世を通じて町として栄えました。 このような歴史を反映して、町には城跡(国指定史跡、写真左)と古い町並み(写真右) が残されています。町並みを構成する町家の多くは、既に国の登録文化財に登録されていますが、町全体としての保存措置はこれまで講じられて来ませんでした。 真壁町(2005年10月以降は桜川市) では、'03年度より'05年度までの3ヶ年度をかけて伝統的建造物群保存対策調査を実施しました。千葉工業大学の河東義之教授を委員長とする調査団が結成され、藤川・中野がこれに委員として参加しました。 |
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'03-'04年度には、明治35年の家屋台帳の分析、現地の景観予備調査などを行いました。参加者は中島伸・藤原京子・平野愛・市原拓・江黒晃・神田伸正の諸君でした。 また'05年度には、寺社、石仏・石塔、樹木、山並みの景観本調査を行いました。参加者は、不破正仁・中島伸・藤原京子・神田伸正の諸君でした。 調査結果は河東義之・藤川昌樹編『真壁の町並み』 (桜川市教育委員会、全242頁、2006年3月)としてまとめられています。この報告書の内容を知って貰うための住民の方々への報告会が、2006年8月6日に桜川市真壁福祉センターで開催され、多くの参加者を得ました。 調査成果を受け、住民の皆さんが保存に向けて話し合った結果、2009年9月に真壁は桜川市の伝統的建造物群保存地区となりました。また、2010年4月には87番目の国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 |
常陽新聞(2010年5月10日)
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『日本の町並み』(III、関東・甲信越・東北・北海道、共著、平凡社、2004年2月) |
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「桜川市真壁町の伝統的建造物群保存対策調査」 (『筑波大学環境報告書』pp.36-37、2006年9月) |
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"Urban History, Historic Buildings,
and Urban Preservation
: Preservation Study
of Makabe Town in the city of Sakuragawa" Reassessing EastAsia in the Light of Urban and Architectural History, ProceedingsII, pp.541-547, 2006.12, Kyoto |
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「近代における在郷町の都市・建築空間と産業化の影響:茨城県桜川市真壁町を事例として」 |
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「当前日本的歴史城市保護:以茨城県桜川市真壁町為例」 (『国際城市企劃』23-2、pp.46-49、2008年4月) |
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「茨城の歴史的資源を活かした景観まちづくり」 (『季刊まちづくり』25、pp.96-102、2009年12月) |
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「町並み保存の現在・過去・未来」 (『日本歴史』752、pp.120-125、2011年1月) |
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「茨城県桜川市真壁地区の町並み模型制作とその意義」 (『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊、pp.873-874、2011年8月) |